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クラッチーメタル

2026年夏、プリーストレイクでのウォータースキー体験

今年もアイダホ州のプリーストレイクへ行き、毎年恒例のウォータースキーを楽しんできました。今年は6日間で合計10回滑ることができました。朝5回、夕方5回。天候にも恵まれ、すべてのチャンスを無駄にせず滑ることができたのは本当に幸運でした。

過去最高のスタート成功率

私たちが使っているボートは、約15年前のTahoe Q7です。

本来はウェイクボードやクルージング向けのボートなので、スラロームスキーにはあまり向いていません。低速からの加速があまり強くなく、深水スタート(ディープウォータースタート)がかなり難しいのです。

それでも今年は13〜14回ほどスタートした中で、一発で立てなかったのはわずか2回だけでした。

一度は2回目で成功し、もう一度は3回目で成功。それ以外はすべて最初の一回で立つことができました。

何年も練習してきた成果を感じることができた、とても嬉しい瞬間でした。

海水と淡水はやはり違う

ミッションベイでは海水で滑っていますが、プリーストレイクはもちろん淡水です。

湖へ入った最初の日にすぐ感じたのは、

「やっぱり淡水は違う。」

ということでした。

淡水では少し浮力が少なく感じられ、スタート時に少しだけ体が重く感じます。細かい違いではありますが、何年も滑っているとすぐに分かります。

長時間ランでスタミナ強化

Tahoe Q7では立ち上がるまでに時間がかかります。

そのため、一度立てたら長く滑ろうという気持ちになり、今年は7〜10分ほど滑るスタミナランを何本も行いました。

10分近く滑り続けると握力や体幹への負荷はかなり大きくなります。

来年へ向けて、懸垂バーなどを使って握力をさらに鍛えたいと思っています。

ロースターテールも少しずつ大きく

現在はまだ両手でハンドルを持っていますが、今年は何本かかなり気持ちのいいカットができ、大きなロースターテール(スプレー)も上がりました。

もちろん片手で滑るトップスキーヤーほどではありませんが、以前よりスキーのエッジをしっかり使えるようになってきたと感じています。

Instagramで見る上級者たちは、

外へ大きく出る ↓ 少し待つ ↓ 思い切りリーンする ↓ 高速でウェイクを横切る ↓ 片手で美しく抜ける

という流れが本当に美しく見えます。

私もいつか自然に片手へ移行したいと思っています。

オフサイドターンが少しずつ分かってきた

今年一番の収穫かもしれません。

私は左足前なので、

右→左へのターン(オンサイド)は自然にできます。

しかし、

左→右へのターン(オフサイド)は今までずっと難しく感じていました。

ところが今年は繰り返すうちに、身体が少しずつ理解し始めた感覚がありました。

特に意識したポイントは次の3つです。

  • 行きたい方向を見る
  • 膝を曲げ、両脚を揃える
  • ハンドルを腰の近くで低く保つ

オンサイドでは無意識にできることでも、オフサイドでは最初は意識する必要があります。

でも何度も繰り返していると、少しずつ自然な動きへ変わっていくのを感じました。

深水スタートのコツ

ここ数年、私は深水スタートについてかなり研究してきました。

動画を見たり、他のスキーヤーから話を聞いたり、自分でも何度も失敗しながら試行錯誤を重ねました。

現在、一番大切だと思っているポイントは4つあります。

① 膝をしっかり曲げる

身体をコンパクトに保ちます。

② 両脚を揃える

脚の間に水が入らないように意識します。

これだけでもスタートはかなり安定します。

③ 腕はまっすぐ

多くの初心者はロープを引っ張ろうとしてしまいます。

でも実際には、自分がボートと力比べをする必要はありません。

ボートが仕事をしてくれます。

腕は伸ばしたまま、引っ張られることを受け入れるほうが成功しやすいです。

④ 後ろへ体重を預ける

思い切って後ろへ寄りかかります。

場合によっては後頭部が水につくくらいでも大丈夫です。

前へ倒れるとスキーの前につんのめってしまいます。

「スキーを自分とボートの間に置く」

そんなイメージを持つと分かりやすいと思います。

一番大切なのは「待つこと」

Tahoe Q7で学んだ最大のことは、

焦らないこと。

普通のスキーボートなら、1〜2秒で立てることも珍しくありません。

でもTahoe Q7では、立ち上がるまで8〜10秒近くかかることもあります。

最初は頭が水面近くにあり、ウェイクが広がっていくのを見ながら、ボートが少しずつスピードを上げていきます。

ここで立とうとしてはいけません。

しっかり姿勢を保ち、

「まだ。」

「まだ。」

「もう少し。」

と待っていると、スキーが自然に浮き上がり、自分も立ち上がることができます。

甥の初成功!

今年、一番嬉しかった出来事があります。

大学生の甥(ヘイブン)が、ついにシングルスキーの深水スタートで立ち上がることができたのです。

立っていられた時間は約1秒。

でも、それで十分です。

しかも、その瞬間は動画にも残っています。

私は以前、このボートで深水スタートができるようになるまで3〜4年かかりました。

毎年わずか5日ほどしか練習できなかったため、本当に長い道のりでした。

その経験をもとに、今年は私が覚えてきたポイントをすべて甥に伝えました。

「膝を曲げて。」

「脚を閉じて。」

「腕は伸ばして。」

「焦るな。」

「ボートを信じて待て。」

そして最後の日。

甥が立ち上がった瞬間、私は思わず

「よしっ!!」

と大声で叫んでしまいました。

来年はきっと、その1秒が10秒になり、やがて一本丸ごと滑れるようになるでしょう。

来年へ向けて

新しいRadar Senateスキーにもすっかり慣れてきました。

来年は、

  • 握力強化
  • ジムでのトレーニング
  • オフサイドターンの安定
  • 片手滑走への挑戦

この4つを大きな目標にしたいと思っています。

ウォータースキーは毎年少しずつ新しい発見があります。

だからこそ、何十年続けても飽きることがありません。

来年の夏も、またプリーストレイクへ戻って来られることを楽しみにしています。